小説 フェアリー隊 8 ブリッジ 「各システムはどうだ?」 俺はブリッジに着いた瞬間問いかけた 「ファイヤーコントロールシステムにもう少し時間がかかります」 「なるべく早く、な」 「了解。」 ファイヤーコントロールシステム…火器管制装置は対空、対地攻撃をする際必要となる装置だ 今まで無人運用だったからコンピュータが勝手にやってくれていたが、隊員がいるなら我々が使わなくてはならなくなる まぁ、半分はコンピュータが使うんだけど 「妹さん、明日の作戦に起用するんですか?」 いつの間にか側に居た由貴がそう言った 「あぁ、一応ポジションは管制官だからな」 「あれ?正式なポジションってまだ決まって無かったような…」 「ッへ?………っあ! 昨日の襲撃でいい忘れた…」 「もぅ…」 「すまん…麻衣の部屋に行って、この冊子を渡してくれるか?」 ―管制官の仕事とそのパネル操作方法― 「…こんな難しい物、渡すんですか?」 「大丈夫、あいつなら出来るさ」 「…………………」 「いや、睨まれても…」 「まぁ、いいです」 「ありがと」 「あの〜夫婦漫才は別でやってもらえますか?」 一人の隊員がそう言った 気づくと回りの隊員も笑いを堪えてる 「……いや、誰が夫婦だ!」 「クスクス…」 「そこ!笑うな!」 まぁこうして大変だった1日が幕を下ろした。 [*前へ] [戻る] |