[携帯モード] [URL送信]

小説 フェアリー隊
12

「!フリージアは?!」

慌てて尋ねた重盛の問いにも動じず「大丈夫だ」と指令は答えた。

そこで、首都にアドラー隊を配属していたことを思い出した。

「あいつら、なかなかやるんだな…」

「?」と首をかしげる麻衣に由貴が「こっちの話だから」と相槌を打つ。

「それで…君は我が国に何を望む?」

「各種、補給整備
部隊の再編。
そして…国王への謁見」

最後の言葉に一同は硬直する。

「…わかった。
出来る限りのことはさせて貰う。
それまでは当基地にて待機、いいかね?」

「…ありがとうございます」

っと、席を立ち頭を下げる重盛。

「指示は追って伝える。
ヴォルフ、舞
重盛くんを頼んだよ。」

「了解しました。」

そう言い残して、指令は部屋を出て行く。

「…戻ろうか」

重盛も席を立ち、部屋から出る。

「ねぇ、スフィアの国王に謁見なんて出来るの?」

廊下に出たところで麻衣が重盛に尋ねた。

「ん〜普通なら無理だろうなぁ…
でも、ここから出してくれたのも国王だし。」

「そうだったの?」

もう一人のマイ…夜桜が聞き返す。

「あぁ。って知らなかったのか?」

「俺達は何も聞かされてないからな。」

ヴォルフか冷たく言う。


[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!