小説 フェアリー隊 10 「敵機レーダー反応を確認…数3」 「各機に一機の割合だな」 『やりますよ』 「よし、任した」 敵機は先程のヴァンシーに群がっていた奴らだ いったいどこから来たんだ? 「来たぞ」 あいかわず、怪しい機体だ 目の前の敵機、すれ違い様に機銃掃射 撃墜 『こちらブッカー背後を付かれた』 「了解。援護に向かう」 リミッター解除…加速 身体全体で感じる 凄まじい加速 あっという間に敵機の背後 AAM(短距離ミサイル)発射 命中 「ジェッツ、そっちはどうだ?」 『やりましたよ、隊長』 「よし、帰還する」 無線を切り、後ろの由貴に話しかける 「大丈夫か?」 「は、はい…なんとか…」 「リミッターを解除したんだ… 無理するなよ?」 「はい…」 俺達がワイバーンに戻ると艦内は慌ただしい雰囲気がただよっていた… [*前へ] [戻る] |