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小説 フェアリー隊


「それじゃ行ってくるよ。」

「まぁ、なんだ
凄い今更なんだが…本当にお前らだけで大丈夫か?」

スフィアに帰るメンバー、それは重盛、一ノ瀬、そして麻衣。

「あぁ。寧ろ麻衣は預けていきたいぐらいなんだが…」

「いや!お兄ちゃんと一緒に居る!」

「っだ、そうだ。」

麻衣はしっかり重盛の袖を掴んでいた。

「…まぁ、わかった。」

「留守の間は頼んだよ。」

「了解だ。任せてくれ、相棒」

「じゃ、行ってくるわ」

そう言うと、搭乗口を閉めフレイ達が離れていく。

ちなみにシルフ隊のメンバーは反対側のエプロンで待機中。
領海まで護衛するつもりらしい。

「補助エンジン始動。」

たった3人でも操縦出来ると言うワイバーン独自の少人数操縦可能システムは真ん中の操縦席に重盛。
サポートに一ノ瀬、レーダーに麻衣が座っている。

「パワー正常。続いてメインエンジン始動」

甲高いワイバーン独特のエンジン音が鳴り始める。

「パワー正常。圧力上昇…」

発進シークエンスが進む。

「FCSオンライン、全方位問題なし。」

「各システム、オールグリーン」

『管制棟よりW01、発進どうぞ!』
「了解。ワイバーン]V発進する。」

ブレーキ解放。
機体が動き出す。

滑走していくワイバーンをフレイは見送り、呟いた。

「必ず、戻ってこいよ」

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あきゅろす。
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