小説 フェアリー隊 12 フレイ・ジャックハート 視点 ブリーフィングルームを出て、廊下を歩いているとノンに声を掛けられた 「教育だなんて柄じゃないんじゃないか?」 「なんのことかな〜? …それより、聞きたいことがあるんだが?」 「………こっちだ」 丁度、ノンに聞きたいことががあったからよかった…のかな。 連れてこられたのは食堂だった。 この時間、食事時でもないので誰もいなかった。 「っで?話って?」 適当なテーブルに腰を掛け、ノンの顔を見た。 「さっきも話になったがスフィアは今鎖国中だ。 一体、どうやって入るだ?」 ノンだから、何かしらの手段があると思ったんだが、その方法を知っておきたい。 なによりー 「…俺がわけあって亡命してきた。その理由を話すときが来たようだな。」 そう。 全てを知っておきたい。 ノンの相棒として… [*前へ][次へ#] [戻る] |