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小説 フェアリー隊
18

『フレイ?!』

機体は緩やかにループしながらこちらに向かってくる。

「あぁ。俺だ」

アリシアの機体が右翼に付く。

その場所に居た三上がスッと翼を滑らせ、後退した。

『フレイ…そんなことよりノンさんが…』

「あぁ」

そう言うと、噂の機体に呼び掛けた。

「クロノス1 キャバリアよりスコールへ
大丈夫か?」

『あぁ…ありがとう』

少し遅れてから来た返事に驚きながら、昔同じ様な事があったのを思い出した。

(そうだ、あの時言われたことを言い返そう)

そう思い口を開いた。

「礼は生きて帰ってからだろ?相棒!」

『…確かに』

笑いながら答えたノンの機体を見送りながら、機体を敵に向ける。

レーザーを見ていると、アンノウンが一機いた。

ここからではよく見えないが、ノンをやったのはあの機体で間違いないだろう。

っと、シルフ隊の母艦から通信が入る。

『W01より作戦行動中の各機へ
敵は撤退を始めた。
恐らく、新型の被弾が原因だろう。』
『各機!直ちに追迎撃だ!』

ノンが叫ぶ。
その声に呼応して答える

「了解だ!いくぜ!」

手早くマスターアームを入れ、中距離ミサイル…ロックオン!

「食らえ!」

ボタンをリリース
ミサイルが放たれる…

同じタイミングで各機から放たれたミサイルは敵を追い詰めていく

空を埋め尽くさんばかりの発射煙。

っとその時、ワイバーンから光の矢が放たれた…



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