小説 フェアリー隊 14 「ふぅ……」 軽くランニングからスタートしたトレーニングは気付けば、日は昇りサンサンと輝いていた。 「隊長〜」 っと言いながら、フレイの元に走ってくるのは なおとだった。 「飲み物で〜す」 「おぅ!ありがとう」 っと受け取ったミネラルウォーターを口にして、残りを頭に掛ける。 「うは〜気持ちいい〜〜」 「どうしたんですか?何時もよりハードトレーニングでしたよ?」 っと、なおとが問い掛けてくる。 「まさか、ここに来ての初任務だからって張り切ったんじゃないですよね?」 と、的外れなことを言い、笑っているのを無視して立ち上がる。 「どうしたんすか?」 「…シャワー浴びてくる」 そう言って歩き始める。 後ろから「って、質問に答えてくださいよ、隊長〜」っとか聞こえるが尚も無視をして基地内に入って行った… ダリス島航空基地 シャワー室 「ふぅ…」 シャワーを浴びてるフレイなのだが、頭から離れないでいた… 無論、アリシアの事が……… 「どうしてるかな…」 ダリスには多くの思い出がある。 故に今まで距離を置き、なるべく考えないようにしていた。 「まったく…らしくないな…」 [*前へ][次へ#] [戻る] |