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小説 フェアリー隊
12

5月1日

先日、基地司令に渡した飛行ルートを元にして作られた哨戒任務。

今日はその初めての任務日だった。

「ん…あぁ………」

背伸びをして、ベットから起き上がったフレイ。

ブラインドを上げ、陽の光を部屋に入れる。

っと、窓を開け空気を入れ換える。

「相変わらずだな…」

っと苦笑いをしながら、空を眺める

その時、空にはワイバーンが飛んでいた。

なんとなく見上げて居たのだが、あそこにノンが要ることがわかった

「相変わらず厳しいんだろうなぁ…」

っと、一年前の訓練を思い出す…

あの時はなにも知らなかった…

知らないほうが幸せだと言われたあの言葉が今でも思い出す…

「知らなきゃ分からないことだってある…」

そうノンに返した言葉を口にする…

ワイバーンが飛んだ後を追うように飛行機雲ができて行く…

フレイはもう一度背伸びをして窓を閉めた。

「………………」

ふと、机の上の写真を見る。

そこには笑い会うフレイとノン
それに由貴とアリシアが写っている。

「元気か?俺はまだ飛んでるよ」

写真に語りかけ、その返事が返ってこないのを悲しく思いながらフレイは部屋を後にした。



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あきゅろす。
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