小説 フェアリー隊 6 「すごい数ですね…」 由貴の言う通り目の前の光景も、そしてレーダーにも無数の細かい点が映し出されていた 「ああ…こちらスコール、ヴァンシーメインコントロール、聞こえるか?」 『こちらヴァンシーメインコントロール、聞こえてるわよ まったく、遅いんだから…』 ヴァンシーがこうして返事してくるのはAIが積んであるからである ちなみに余談だが、ヴァンシーWは女性 Vには男性の声である 「…悪かったな 取り合えずハエを叩くから、そっちも頼むよ。“無人”なんだから」 アフターバーナー全開 「各機着いてこいよ」 『ジェッツ了解。』 『ブーメラン了解。』 「ワイバーンは後方援護を!」 『…了解……』 「行くぞ」 敵は… 黒く怪しげな…そして不気味な“形”だ ダダダ 短く機銃を発射 …当たらない 「早いぞ、注意しろ」 『了解。』 [*前へ][次へ#] [戻る] |