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小説 フェアリー隊
34

重盛 優友 視点


ダリスからの援軍もあってか、敵は撤退を始めた。

追撃を仕掛ける最中、ワイバーンの一斉射撃もあって、敵は壊滅状態だろう…

一方俺はと言うと、高度を落として、低空を飛行していた。
幸いなことにこの愛機…F-15S/ACTIVEことイーグルシリーズは片翼だけでも帰還を可能とする、性能を持ち合わせている。


「S-1よりW01へ
各機、回収後ダリスへ向かうぞ」
『了解!』
「クロノス隊、ダリスまでの警護を頼む」
『クロノス1 キャバリア 了解だ。』

…被弾して低空飛行している愛機の多目的ディスプレイには損害状況が映し出されている…

右主翼破損、胴体下部小損害…
下手したら修理が出来ないかもしれないな…

「由貴、オーバーホールの予定を早めてなんとかなるかな?」
「…難しいですね……」

オーバーホールしてでも無理となると…


ーシルフ隊ー
修理、補給の為ダリス航空基地へ向かっていった。


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あきゅろす。
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