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小説 フェアリー隊
28


「これでも食らえ!」

ドロップタンクを切り離しフレアをぶちかます

…ッドーン

燃料に引火し爆発を起こし、それにミサイルを巻き込ませる…

「追尾ミサイル…なし!」

(よし!)

問題はここからだ…

「敵機…後方7時方向」

さて…どうしたものか……

「敵機!急速接近!」
「っな?!」

まさかそんな近くとは……

「…………」

(行けるか!?)

スピードよし
機体よし

(…行ける!)

俺はスロットルを最大限下げ、機体を横にしスティックを素早く低く

凄まじいGを体に感じる…

「っぐ………」

リミッターを解除されていたイーグル改は通常ではありえない旋回を見せていた

視界が赤く染まる中俺は一発のミサイルを放った

その瞬間にスロットルを最大に……

…ッドーン

後方から爆発音
しかしそれと同時にミサイルアラート

「っな!」

俺は機体を倒そうとするが…制御が効かない
いや、正確には間に合わなかった

ミサイルが翼を撃ち抜く…

俺はまた“片羽"となったのだった…

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