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小説 フェアリー隊
27

アリシアが救出される5分前…

 重盛 優友 視点


「…敵機!来ます!」

由貴の声を聞いて俺は正面からのヘッドオンに対し、まずは威嚇と言う行動をとった
腕に覚えがあればこの様なところで相手を落とそうとはしないからだ

案の定、敵も打ってこなかった

「…………………」

無言で制御リミッターを外し、全武装使用可能状態へ

(舐められてたまるか…)

俺はスティックを強く握りしめ、スプリットSを取った
重い機体を持ち上げるとそこには既に敵機が…

「…っち」

俺は舌打ちし、機体を右に倒しフットペダルを蹴飛ばした

機体が横を向きながら高度を下げる

俺はさらにスティックを引き横にターン

敵は右斜め上
しかしながらコレは仇になったようだ
敵の背後には太陽…すなわち逆光

すかさず警報音…スグにミサイルアラートに

「…ミサイル……複数!?」
「っな!」

敵機からのミサイルは一発では無かった

俺は機体を左にフットペダルをまたしても蹴飛ばし今度は上昇
微量ながら高度を上げながら旋回に入った

「…後方……16発!?」
「ふざけた量を!!」

俺は旋回をやめピッチダウンへ
ミサイルはさらに距離を詰めてくる…

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あきゅろす。
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