小説 フェアリー隊 3 「なにがあったんだ?!」 『はい、今朝0900時、ヴァンシーに奇襲攻撃、交戦していましたが先程、救難信号が発信されました』 「救難信号?どこで?」 『場所は…メルティール海峡南東の高度27000フィート 現在、回避コースを飛びながら信号を発信続けています』 「了解…ワイバーンは?」 『まもなく完了です』 「他のメンバーは?」 別無線より 『あいよ 隊長、遅いっすよ』 「悪かったな、ワイバーンにホーネットを2機、イーグル改を」 『了解です。』 「パイロットについてだが三上、ブッカー」 『はい』 「伊波、陵それからカーター、ベントンは待機」 『了解。』 「対空戦闘配備で俺が着いたら出るぞ」 『わかりました』 「加賀くんにこの基地を任せる」 『了解。』 ツーツー 「行くぞ、麻衣」 「っあ、うん」 俺達は格納庫へと走り出した ヴァンシーが奇襲に合うのはわかる が、救難信号となると話は変わってくる。 無人巨大空母、あの機体には無論、対空対地兵器が満載だ その火力で掃討できないとすると…… [*前へ][次へ#] [戻る] |