小説 フェアリー隊 16 優友達が出撃する3分前 片霧 晃助 視点 「エンゲージ!」 俺は宣言する そう 俺は今から戦うんだ 『おい!片霧!気を付けろよ 向こうはステルス機を出してきてる!』 言われなくてもワイバーンからのデータリンクで分かっている 「おう! お互い、落ちないようにな!」 一言掛けておく すると堀田の機体が横について親指を立てて通りすがって行った 俺も負け地と加速していく 追い付いて2機並んで飛ぶ 敵は3機編隊が2つ… 一つは高高度を飛ぶ、ステルス機編隊… もう一つはこちらに真っ直ぐ突っ込んでくるF-14Dらしき編隊… 『おい!片霧!』 「なんだ?」 『お前、上を担当してくれ』 「…了解」 (あいつ…簡単な方を選びやがったな…) 一瞬、そう思った しかし、そうではなかった… そう…隊長が出るまでは… [*前へ][次へ#] [戻る] |