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小説 フェアリー隊
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「方位090に新たな反応…ミサイルです!」
「迎撃用意、発艦はまだか?!」
「あと4分…いや3分半です」
「急がせろ!」
『こちらDF1
 何があった?』
「こちらW01
 敵襲です!貴艦も防衛体制を」
『り、了解!』

ブリッジが騒がしい…
もちろん、こう言う場合
見落としが在るわけで…

「おい、空間傍受レーダーに反応がある…」
「ミサイルだろ?」
「いや…違う」
「どうした?!」

レーダー管制官の言い争いに気付く優友

「空間傍受レーダーに反応が…」
「レーダーと照らし合わせてみろ」
「了解…出来ました!これは!」
「ステルス機!
方位085 距離280km
 高速で本艦に接近!」
「ミサイル急速接近中…後20秒」
「迎撃開始!」

無数の弾がミサイル目掛けて飛び散る

ドーン…ドーン…

「迎撃成功…」
「いや…まだだ」

目標に当たる前に爆発したミサイルの煙に紛れて一発だけ飛び抜けていく

「接触まで5秒…」

(っく…これまでか…)

そう思った瞬間、ミサイルは右に逸れワイバーンの下を飛び抜けていった

「ミサイル直撃せず」
「よし!」
「いや…違う!狙いはDF1だ!」
「っな…」
「DF1に回避命令を!」
「間に合わない…」



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あきゅろす。
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