MACROSS-A.D.2048- 3ページ ミランは銃の仕様書を隅々まで読み始める。 「どうだ?ミラン」 「うーん・・・このタイプですと、VF-11のジェネレーターでは出力がかなり不足してますね」 険しい表情で仕様書を読みながらミランは答える。 「え、マジで?」 「ええ」 「何とかならないかな?せっかく給料3ヶ月分叩いてやっと買ったんだぜ」 フォルトはミランの肩を揉みながら掛け合う。 「うーん・・・じゃあ、かなりの時間を費やしますけど、VF-11のジェネレーター交換と電子系統の改修ならびに頭部のセンサー系も改良しましょう」 「すまないな」 「その代わり、暇な時でもいいんで、みんなに美味しい物を腹いっぱい食べさせてあげてください」 ミランは笑顔で応える。 「わかった」 「みんな、集まってくれ」 ミランはメカニックマンを全員集めて作業工程を説明し始める。 こうして、フォルト機の大掛かりな改修作業が始まる。 [*前へ][次へ#] [戻る] |