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MACROSS-A.D.2048-
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「さて・・・」

 ドルチェフは鞄を持ち上げる。

「行くのか?」

「ああ、少し調べたい事もあるし、それに部隊を部下に任せっきりなのも悪いからな」

 ドルチェフは鞄を持ち、帰り支度をする。

「近いうちに、また詫びに来る」

「まあ、また勝手に来てくれ」

 ドルチェフの言葉にレニスは、ぶっきらぼうに答える。

 しかし、その表情から怒りの表情は消えていた。

 ドルチェフは病棟を後にして基地へと帰還する。

 その日の朝、ブラックバルチャー基地内は不穏な空気が漂っていた。

 その原因はマリアとネルが朝から機嫌が悪く、二人が顔を合わせるとお互いに喧嘩腰になっていたからだ。

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