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MACROSS-A.D.2048-
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「やがて、彼女は少しでも俺達に恩返しをしようと統合軍に入隊した」

「軍の入隊に反対はしなかったのか?」

「最初は反対したさ。でも、ラナは見掛けに寄らずに芯が強かったから、仕方なくオペレーターとして許可はしたよ。そんな彼女もガルスの命令で俺達の部隊に転属させられたがな」

 ラナを語る時のドルチェフは、まるで自分の娘の事を話すように時折、目元が笑っていた。

「・・・」

 そんなドルチェフをレニスは黙って見ていた。
 最初は険しかったレニスの表情もドルチェフの話を聞いている内にいつしか和らいでいた。

「どうした、黙り込んで?」

「いや・・・お前さん。厳つい顔の割にはそんな事まで考えていたから、人は見掛けによらないなと思ってな。もしかして、彼女もお前さんと居たから、多少は似てきたのかもな」

 レニスは少し茶化したように言う。

「フ・・・確かにそうかもな」

 レニスの言葉にドルチェフは少しだけ口元を緩ませる。

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