MACROSS-A.D.2048-
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「反応弾発射から、しばらく経った後に俺とマリアでジェニオスシティに調査へ向かった時に偶然、見つけたのさ。俺達のせいで身内を亡くしたラナへのせめてもの罪滅ぼしの為に俺とマリアで必死になって世話をしていた」
少し眉をひそめて、当時を思い出しながらドルチェフは話す。
その表情は何処と無く悲しげな雰囲気だった。
その様子をレニスは黙って見ていた。
「お前さんは彼女にあの事件の事を・・・」
「ああ、ちゃんと話したし、ちゃんと謝った。それでも俺は彼女の為に必死になったさ。最初は心を閉ざしていた彼女も俺やマリアの前で少しずつ笑顔を見せてくれた時は嬉しかったさ」
心を開いた時のラナを思い浮かべたのか、ドルチェフの表情が少しだけ笑う。
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