MACROSS-A.D.2048-
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惑星ローグから少し離れた場所にある、宇宙ステーションリゲル。
取材中に怪我をしたレニスは、ここの医療施設に入院している。
コンコン
「どうぞ」
「邪魔をする」
ドアが開いてドルチェフが部屋に入る。
「何の用だ?俺を笑いにでも来たか?」
ドルチェフを見るなり、レニスは怒りを露わにする。
「そう言うな、見舞いだ」
ドルチェフは鞄から手土産を差し出す。
「そんな物いらん!」
「・・・そうか」
手土産をあっさりと拒否され、ドルチェフは手土産を鞄にしまう。
「用が無いなら出て行け!」
レニスは右手を強く振って、帰れと言う素振りを見せる。
「用件はある。お前と7年前の件で話がしたい」
「昔の古傷に塩を塗るつもりか?」
「俺もしたくは無いが、どうしても話を聞いて欲しい」
ドルチェフは真剣な眼差しでレニスを見る。
「・・・」
レニスはドルチェフを睨みつける。
ドルチェフは更に真剣な眼差しでレニスを見る。
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