MACROSS-A.D.2048-
8ページ
「さて、まずは備品からやろうかしら」
マリアは備品関係の予算編成に取り掛かる。
「えーと、弾薬に予算を回しすぎると今度は備品関係の予算が足りなくなるから、均等に分けて・・・でも均等に分けると弾薬が足りなくなるわね。うーん・・・」
マリアは試行錯誤しながら予算編成をする。
「はあ・・・何とか出来たわ」
あれから約5時間掛けて、マリアは全ての予算編成表を完成させる。
しかし、その表情は少し窶れていた。
「ドルチェフが年齢の割に老けて見える理由が何となくわかった気がするわ、フフ」
予算表を一生懸命仕分けするドルチェフを思い浮かべながらマリアは少し笑い、ローズティーを煎れて一息入れる。
ふと時計を見ると20時を過ぎていたので、マリアは食堂へと向かう。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!