MACROSS-A.D.2048-
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「マリア」
基地へ戻ろうとするマリアをドルチェフは呼び止める。
「何かしら?」
「お前に話がある」
「?」
「実は・・・」
マリア以外のメンバーがいなくなったのを見計らって、ドルチェフはマリアにレニスの事を話す。
「そんな・・・」
「ツラい所だが、彼は今でも俺達を憎んでいる。先日の出撃の時も俺の死に様をカメラに残そうとしてたくらいだ」
「・・・」
自分を取材していたカメラマンが過去の事件の被害者であり、かつ自分達を亡き者にしようとしていた事にマリアは言葉を詰まらせる。
「俺はこれから、彼の見舞いがてら調べたい事があるから出掛けてくる」
「わかりました」
「許して貰おうとは思ってない。だが、せめてもの罪滅ぼしに俺に出来そうな事はやってやりたい」
「ドルチェフ・・・」
ドルチェフの少しでも罪滅ぼしをしようとする行動にマリアは関心する。
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