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MACROSS-A.D.2048-
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 タクヤ達が基地に降り立つと、一人の男が腕を組んで立っていた。

 先程、部屋で書類を読んでいた厳つい表情の男だ。

「よく来たな」

 出迎えた男の少し無愛想な言葉に教官は敬礼をする。

「タクヤ・バーズラッド、エスター・ワードナ、二名。本日より貴殿の部隊へと配属になります。
不束者ですが、よろしくお願いします。ほら、お前達も敬礼しないか!」

 教官に急かされて二人もならって男に敬礼する。

 教官の態度はタクヤとエスターに対しての高圧的な態度と違って、出迎えた男に対しては、やけにおべっかを使っている感じだった。

「わかった、後は任せておけ」

 男はタクヤとエスターを舐めるように見て返事をする。

「は!では、よろしくお願いします」

 それだけ言うと、教官は小型艇へとそそくさと戻っていく。

 教官を乗せた小型艇は急上昇をして、そのまま速度を上げて飛んで行く。

 その様子を見ていたタクヤとエスターは呆気に取られていた。

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あきゅろす。
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