MACROSS-A.D.2048-
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「どうした?震えているのか?」
先程からレニスは、銃口をドルチェフに向けたまま固まっていた。
更にその銃口は微かに震えている。
「う、うるさい!」
ドルチェフの言葉にレニスは激高する。
「・・・ハァ・・・ハァ」
やがて、レニスの呼吸が早くなる。
レニスの呼吸が早くなっているのに気付いたドルチェフはレニスの方を向き、強引に拳銃を取り上げる。
「な、何をする!」
「やっぱり、お前さんのような素人に人殺しなんて無理だ」
「む、無理なものか!」
レニスはドルチェフから拳銃を奪い取ろうとするが、そのまま前のめりになる。
「言わんこっちゃない」
ドルチェフは前のめりになるレニスを受け止めて、肩を貸してレニスの身体を起こす。
「さ、触るな!」
レニスは肩を貸すドルチェフから無理やり離れる。
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