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MACROSS-A.D.2048-
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「ようは、お前さんは家族の仇を取れたら、それで満足なんだな?」

「その通りさ。あの事件の関係者を誰でも良いから殺す事ができれば、俺も満足さ」

「わかった」

 ドルチェフは懐から拳銃を取り出し、マガジンから弾を抜き取り、弾を1発だけマガジンに戻した後、レニスに渡す。

「俺は後ろを向いているから、1発で仕留めてくれ。安心しろ、ソイツは消音銃だから銃声は誰にも気付かれないさ」

 レニスに拳銃を渡した後、ドルチェフはレニスに背中を向ける。

 拳銃を手にしたレニスは銃のセーフティを解除して銃口をドルチェフに向ける。

「・・・」

「・・・」

 レニスが銃口をドルチェフに向けたまま、しばし長い沈黙が続く。

「どうした、早く撃て」

 いつまでも引き金を弾こうとしないレニスにドルチェフは話し掛ける。

「わ、わかってるさ」

 ドルチェフに急かされ、レニスは固唾を飲む。

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