MACROSS-A.D.2048-
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「確かに統合軍は、今までの戦いで色々な敵を撃ち落としてきたからな。仇として恨まれても当然か・・・」
コーヒーを飲み終えたドルチェフはコーヒーカップを机の上に置く。
「どうやら俺達は、お前さんの家族を殺したんだな」
「・・・7年前のジェニオスシティの事件を知っているな」
「!?ジェニオスシティだと?」
レニスの言葉にドルチェフは、声を荒げて驚く。
「俺の家族は、あの街に住んでいた。事件当日、俺は、やっと大きな仕事を終えて久しぶりに家族の元へと帰る所だった。だが、俺の目の前に見えたのは・・・赤い炎だった」
当時の状況を思い浮かべながら、レニスは震える口調で話し始める。
「・・・」
レニスの言葉にドルチェフは言葉を詰まらせる。
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