MACROSS-A.D.2048- 6ページ 「部屋を案内する、着いてきてくれ」 ドルチェフは二人の部屋を案内する。 「ここだ」 ドルチェフは部屋の鍵を開けて電気を点ける。 電気を点けた部屋は、どことなくカビ臭い匂いが漂う。 「すまないが、この部屋を使ってくれ」 「わかりました」 ヒロキとレニスは部屋の中へと入り、荷物を置く。 「とりあえず、何かあったら部屋にあるインターホンで聞いてくれ」 それだけ言って、ドルチェフは部屋を出て行く。 「やっぱり、統合軍の掃き溜めと呼ばれているだけあって、凄い所だよなぁ・・・基地の中は不気味だし、部屋はカビ臭いし、隊長さんは怖いしで、良い所なんて何も無いじゃないか」 不平不満をぼやきながらヒロキは部屋の中を見渡す。 「まあ、そう言うな。とりあえず、準備が出来たら早速取材に行くぞ」 「ああ」 二人は身支度をして部屋を出る。 [*前へ][次へ#] [戻る] |