MACROSS-A.D.2048-
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「ふぅ・・・一時は、どうなるかと思ったぜ。さてと、そろそろ戻らねえと、おっさんに怒られちまうな」
「それにしても護衛に来たブラックバルチャーもバカだよな」
「ホントホント」
タクヤが用を足して出ようとした時、ドアの向こう側から声が聞こえた。
(何だ?)
タクヤは声を押し殺して聞き耳を立てる。
「この後、全員殺されるのにな」
「艦長も艦長だよな。反統合政府軍に寝返る為に、わざわざこの任務に志願するなんてさ」
「まあ、いいんじゃね?俺は今の統合軍のやり方は好きじゃないしな」
「ある意味、これが寝返る機会だったかもな」
「ああ」
しばらく話し込んだ後、二人の声と足音は徐々に遠ざかっていく。
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