MACROSS-A.D.2048-
3ページ
惑星内は、まさに人が移住をしているような雰囲気ではなかった。
地上は所々がひび割れ、周辺には森林が生い茂り、町らしき建物は全く無く、空は日が差さず、少し暗めの薄紫がかった景色しか見えない。
「あの、教官。ここには本当に人が住んでいるんですか?」
外の様子を見たエスターが不安げに二人を起こした男である教官に質問する。
「当たり前だ。住んでいなかったら、ここまで来るわけないだろ」
教官はエスターの質問に対して、少しぶっきらぼうに答える。
「でもさぁ・・・コレって、どう見ても人が住めるレベルじゃなくね?」
「そうだよね」
タクヤの言葉に同意してエスターは頷く。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!