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MACROSS-A.D.2048-
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「2043年に発見された水晶体。特定の波長の振動を与えることにより空間共振現象を引き起こし、次世代の通信や超空間航行を可能にする新たな鉱物です。この回答でよろしいですか?タクヤ伍長」

 ドルチェフが資料を探している間にラナはタクヤの質問に黙々と答える。

「あ・・・あんがと」

 ラナの回答にタクヤは呆気に取られる。

「すまないな、ラナ」

「気にしないでください。隊長をサポートするのが私の役目ですから」

 ドルチェフのお礼の言葉にラナは僅かに微笑む。

「ポイント地点、ディスプレイに映します」

 ラナはボタンを押してディスプレイに映像を映す。

「ステルス艦ハルカとはライザンバー基地から少し離れたポイントエータで合流。その後、ポイントイプシロンまで護衛してください。なお、今回は交代制少人数による護衛任務になります。2チーム編成で1チームがステルス艦ハルカの護衛、もう1チームがブロウニングの護衛です」

 ラナは淡々と任務内容を説明する。

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