MACROSS-A.D.2048- 14ページ 「隊長、入ります」 ドアをノックして、フォルトはドルチェフの部屋に入る。 「来たか」 「隊長、任務と言うのは?」 「ああ・・・さっき統合軍本部より、惑星ルーラン駐在の統合軍基地が反統合政府軍に襲撃されて、大型輸送船が1隻奪取されたと言う連絡が入った」 「だったら俺だけじゃなくて、みんなで・・・」 「まあ、待てフォルト」 少し興奮気味のフォルトをドルチェフは抑える。 「確かに俺達で行けば、大型輸送船の1隻や2隻くらい簡単に堕とせる。だが、ヤツらが奪取した輸送船には、とんでもない物資が積んであったらしい」 「何ですか?それは」 フォルトの質問にドルチェフの表情が険しくなる。 「反応弾だ」 「反応弾!?」 反応弾の言葉にフォルトの表情が強張る。 [*前へ][次へ#] [戻る] |