MACROSS-A.D.2048-
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「二人共、そこにいたか」
タクヤとエスターの姿を見たレオンが格納庫にやって来る。
「レオンさん」
「どうしたんですか?」
「任務が入って、これからブリーフィングをやるみたいだから、すぐに来てくれ」
「了解」
「出撃前には整備を終わらせておくから、行ってきな」
「お願いします」
エスターはミランに頭を下げた後、タクヤと共にレオンとブリーフィングルームへと向かう。
「レオンさん、どんな任務なんですか?」
ブリーフィングルームへ向かう途中、タクヤは任務の内容が気になりレオンに質問する。
「さあ?まあ、毎度の事ながらラクな任務じゃないのは確かだな」
「うぇぇ・・・カンベンしてくれよ」
レオンの言葉にタクヤは、げんなりする。
「そんな顔をしてると、隊長にブン殴られるぞ」
レオンは笑いながらタクヤの右肩をポンと叩く。
「そっちの方がもっとカンベンして欲しい」
タクヤは想像して身震いする。
「あ・・・そう言えば、飯を食ってなかった」
食堂へ向かう途中に格納庫へ寄っていた為、タクヤは何も食べていなかった事に今頃になって気付く。
「そんなの我慢しろ」
「トホホ・・・」
空腹のまま任務に出撃する事になり、タクヤはガックリと肩を落とす。
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