MACROSS-A.D.2048- 17ページ ブラックバルチャー基地の離れた場所で、マルスは一人でタバコを吹かしていた。 「あ〜あ、ったく面白くねえなあ!」 マルスはイラつきながら近くにあった石を蹴り飛ばす。 「こんな所にいたのね」 マルスの様子を見にマリアがやって来る。 「んだよ!」 マリアの姿を見るなり、マルスは怒鳴り散らす。 「あなたの話を聞きたかったのよ」 「俺の話?」 「そう。どうして、あなたがゼントラーディやメルトランディを嫌うのかをね」 「んなの聞いてどうするんだよ?」 「同じ隊の仲間として、少しでもあなたの事を理解しようと思うと言うのは、理由にならないかしら?」 「・・・じゃあ、言ってやるよ」 マルスは加えていたタバコを地面に落として踏みにじる。 [*前へ][次へ#] [戻る] |