MACROSS-A.D.2048-
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タクヤがシミュレータマシンを降りると同時にエスターが駆け寄り、クタクタなタクヤに缶ジュースを渡す。
缶ジュースを無言で受け取ったタクヤは缶の蓋を開けて、ジュースを一気に飲み干す。
「あー・・・疲れたぁ。なあエスター、もうチョイ手加減してくれよ」
タクヤは鉄格子に腰掛けてエスターに対して愚痴をこぼす。
「でも、成績の方は最初に比べたら結構上達しているよ」
エスターはシミュレーション成績表を確認しながらタクヤの上達ぶりを誉める。
「ま、俺が本気を出せばこんなもんよ」
エスターに誉められたタクヤは余裕綽々に答えるが、そんなタクヤをエスターは苦笑いする。
「それにしても腹減ったなぁ。なあ、飯でも食いに行こうぜ」
「うん」
二人はシミュレーションルームを後にして食堂へと向かう。
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