MACROSS-A.D.2048- 15ページ 「うぅぅ・・・やっぱり、この仕事を降りたいよぉ・・・」 ヒロキは再び頭を抱えてうなだれていた。 「まあ、そう言うな。次を頑張ろう」 レニスはヒロキを元気づける為、肩を叩こうとする。 「アンタ、さっきからそればっかじゃないか!」 レニスの言葉にヒロキは食って掛かる。 「仕方ないだろう。他に何を言えばいいんだ?」 レニスの言葉にヒロキは、ぐぅの音も出なかった。 「・・・トホホ。ミシュタル、俺はどうしたらいいんだ」 ヒロキは胸ポケットから写真を取り出して、写真に向かって呟きだす。 写真には青いストレートヘアーの女性が映っている。 「兄ちゃん、何やってんの?」 ヒロキの後ろからタクヤが声を掛ける。 「うわぁ!」 突然の事にヒロキは驚き、その弾みでミシュタルの写真を落とす。 「何だコレ?おお、なになになに。この美人のお姉ちゃん!あ、もしかして・・・兄ちゃんのコレっスか?」 タクヤは小指を立てる仕草をしてヒロキをからかう。 「か、返せ!」 ヒロキはタクヤから写真を奪い返そうとする。 [*前へ][次へ#] [戻る] |