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MACROSS-A.D.2048-
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「あ、あれれ?どうしたんですか?」

 急に黙り込む二人にヒロキはオロオロする。

「・・・よく考えたら、ここに来てから楽しい事を殆どしてないなぁって・・・」

 さっきまで可愛らしい表情をしていたエミリアが急に暗くなる。

「そうよね・・・ココに飛ばされてから、本当に無いわよね」

 エミリアに続いて、アイナの表情も暗くなる。

「唯一の楽しみが1日1回、甘い物食べるくらいしかないし・・・」

 エミリアの目から涙が零れ落ちる。

「ちょ、泣かないでくださいよ」

 突然、目から涙を零すエミリアにヒロキは動揺する。

「だって、ここに飛ばされてから何も楽しいことが無いんですよ!私くらいの女の子なら、ショッピングしたり友達や彼氏と遊んだりしてるのに・・・うわぁぁぁぁぁん!」

 とうとうエミリアは泣き出してしまう。

「大丈夫・・・大丈夫よ、エミリア」

 そんなエミリアをアイナは慰めながら抱き締める。

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あきゅろす。
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