MACROSS-A.D.2048-
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・・・ヤ
・・・きてよ
「うーん・・・うるさいなぁ」
・・・てば
「眠ぃから寝かせろよ」
ゴン!
突如、重い打撃音と共にタクヤの頭に激痛が走る。
「いってぇぇぇ!」
タクヤは頭に走る痛みに耐えかねて起き上がる。
ガン!
更に追い討ちを掛けるかの如く、起き上がった拍子に天井に頭をぶつけてタクヤは頭を抱えてうずくまる。
「目は覚めたか、このバカ野郎が!」
顔を上げると鬼のような形相のドルチェフと心配そうに覗くエスターの姿が映る。
「とっとと支度しろ!のんびり寝てるのはテメェだけだぞ!」
ドルチェフはタクヤの胸倉を掴み怒鳴り散らす。
「隊長、僕が急がせますから早くみんなの所へ行ってください」
「頼むぞ」
胸倉を掴んでいた手を離し、ドルチェフは部屋を出て行く。
「タクヤ、早く支度をして」
「うるさいな、わかってるよ!」
タクヤはブツブツ文句を言いながら支度をし、エスターと共に格納庫へと向かう。
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