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FXE-SAGA
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「では、中途転入という珍しいケースですし、僕もいろいろわからないので、一緒に頑張りましょうね」

にっこり。

何だそれ

「はぁ、よろしくお願いします」

一応ぺこりと頭を下げる

担任だし、最初はこの人にお世話になるしかないし

「では、校内を案内しましょうか」


やっとこの学園に入学できる


王子様

待ってて下さい



まず僕が連れて来られたには理事長室だった

「理事長は気さくで優しい人だから気をつけてね」


ん?気をつけるって何か使い方おかしくない


―コンコン

「どうぞ」

低く艶のある声がした

これって理事長の声だよね?

何かすっごいエロいんだけど.....


ドアを開けるとそこはよくあるような広い場所

黒革のソファが透明なガラスの机を囲んであり、その向こうに少し大きめの木の机

その上には書類やらが散乱してあって、机の前に座っているだろう理事長の顔は開かれたパソコンで見えない


「理事長、例の転入生です」

「あぁ、よくきたね」


机から立ち上がる

な、ホストかよっ

思わずそう突っ込まずはいられないような人が現れた

高級そうな黒のスーツ

縁なしの眼鏡の向こうには利発そうな切れ長の目、肩まではつかないほどのストレートの黒髪

そしてはやり低い艶のある声




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