[携帯モード] [URL送信]

そっちとあっちの恋愛事情
Turn.雨宮様

「いや?別にこれといって無いですが」


(逆にあったら困るよ!)

なんでこんなことになるのかと心で嘆きながらも笑顔を浮かべるしかなかった

まずこの雲雀と骸がここに居ること事態が不自然だった

「はぁ……」

もうため息をつくしかなかった
さて、何話そうかと話題を考えていたら宿題のことを思い出した

(すっかり忘れてたけどこれ明日提出じゃん!)

元々プリントを探しに行ったのだがすっかり忘れてしまっていた

(でもプリントまったく分からないし雲雀さんたち居るし…)

諦めようとした時に思った雲雀も同じ並盛中
だったら雲雀に聞けばわかるかもしれない
そう思いポケットからプリントを出した

「あ、あの!雲雀さんちょっといいですか…?」

「何」

「えっとその…宿題教えてくれませんか?」

雲雀にプリントを渡すと雲雀はそれを一度目を通し

「こんなものも分からないの?」

と少し睨みながら言った

「すっ、すみません!」

ツナは睨まれた反動で体がびくっと跳ねた
正直ツナにはとても怖いものだった

(俺のバカやろー!)

今すぐ穴にでも入りたい気持ちでいっぱいだった
しかし雲雀はしょうがないな、と言うとツナの隣に移動し座った

「教えてあげるよ、しょうがないから」

その言葉に驚き顔をあげると雲雀はツナに少しほんの少しだけ笑いかけた

「なんか怯えてる君可愛かったし」

「へ?」

「叱られた子犬みたいだったよ」

「なっ!?」

子犬かよ!と思って反論しようとしたがこれで教えて貰えなくなったら困るのでぐっと飲み込んだ

「ほら、早くここの問題見て」

「はい!」

そんなツナと雲雀を見て骸はクフフ…と笑いを漏らした

「何笑ってんだ?」

「二人揃ってるこの風景素晴らしいですね」

「わりーけどツナは俺のもんだからな」

「分かってますよ」


NEXT


[*前][次#]

9/26ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!