暗殺教室 ページ:3 「御狐神先生!ちょっと教えて欲しいところがあるんだ〜」 御狐神先生は女子から絶大な人気を誇っている。 男子は畏れ多くて近づけていない。 「筆記用具をお借りしてもよろしいですか?」 「はい!お願いします〜」 「茅野さんは、この段階まで自力で求めることが出来ていらっしゃいますから、おそらくこの定理からの理解が怪しいのではないでしょうか?」 「ほんとっ?ありがとう〜」 その場の勢いで茅野が御狐神先生に抱きつく。 先生は優しく茅野の頭を撫でて、 「自信を持ってくださいね」 にこっと笑った。 先生が笑った瞬間、女子が悲鳴をあげる。 「ちょ、ちょっと羨ましいです…」 殺せんせーの呟きは女子の悲鳴によってかき消されていた。 「ちょっと所じゃないわよ!!寂しさで心臓がきゅっとしちゃってるわよ!!」 「あれ。ビッチ先生嫉妬〜?」 「何!?悪いっ!?」 「いや〜かわい〜と思っただけ」 「赤羽!!」 ……同性でも嫉妬している人もいたが。 [*前へ][次へ#] |