暗殺教室
挨拶
「御狐神紫苑と申します」
その先生は、ただただ美しかった。
さらさらで柔らかそうな肩まで伸ばされた銀髪。
優しそうな青緑と金色をしたオッドアイ。
清楚で落ち着いた服装の先生は、とても礼儀正しく低姿勢。
「これから1年間、よろしくお願いいたします」
そう、ふわりと笑った先生の笑顔は儚げで可憐な印象を僕らに与えた。
「ヌルフフフ・・よろしくお願いしますねぇ紫苑先生」
殺せんせーと握手をし、
「ええ、こちらこそ」
触手を握りつぶすまでは。
「よろしくって、こういう意味なんですよね?」
やはり、この教室に来る先生は、一癖ある人だった、と改めて実感した僕らだった。
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