[携帯モード] [URL送信]

暗殺教室
野球

「前々から思っていたんですけれど」

「面白いですよね、この学校って」

小学校の低学年くらいの女の子(九尾の妖狐に変化している)になって、中村さんの膝の上に乗っていた紫苑先生はおかしそうにいった。

「"選ばれた人間"・・笑わせてくれますよね」

「人間、本気になれば誰でも選ばれた人間になれるというのに」


杉野が野球部に言われた内容を聞いていた紫苑先生は、元の姿に戻り、教壇の上に立った。

「なら、勝ちましょう。彼らにとって最も屈辱的な方法で」

「で、でも、どうやって・・」

「己のことを強いと信じ切っている人間ほどチョロいものはありませんよ」

「勝ちたいって、言いましたよね?皆さんは責任感が強いですから、発言を撤回したりはしないでしょう?」

笑顔で言い切る紫苑先生に僕らは少し引きつった笑みを向けた。

・・・・最近、紫苑先生の性格が分かってきた気がする。

そんな紫苑先生に便乗するように殺せんせーもノリノリで提案してくる。

「それでは対野球部に向けての練習を始めましょう!」

[*前へ]

8/8ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!