薄桜鬼×銀魂1 ページ:6 「あなたが口をきいてくれたおかげで俺は今こうして生きています。ありがとうございました」 「礼を言ってもらうほどでもないさ。にしても出て行くって・・どこか宛てでもあるのか?」 「特にありませんけど、その気になればいくらでも生きていけるでしょう」 「そんな、人生って言うのは大事な選択の繰り返しで出来ているんだぞ。今この瞬間も君にとっての大事な選択であるはずだ。それを簡単に決めてしまってもよいのか?」 本気で俺のことを心配している様子の近藤さん。 そんなリアクションされるなんて初めてだから、なぜか自分まで照れくさくなった。 「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ」 「ならせめて夕飯だけでも」 沖田くんが近藤さんが大好きな理由がなんとなくわかった気がした。 (遠慮せず食べてくれ!) (・・さすがに遠慮することにした) [*前へ][次へ#] |