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薄桜鬼×銀魂1
物語が始まる少し前の話U
夕餉を食べ終えてからしばらく。

部屋にはまだ、新選組幹部と俺、ミミがいた。

実際は「おにーさん、面白いの持ってるねー!」とか「ミミなのだー!」とかミミが積極的に幹部とコミュニケーション(という名の引っ付き)をしていただけなのだが。(最終的には)

「そういや、ミミってどうやって来たの?」

この世界にやってくる方法は今までの経験上、2種類ある。

1つは俺のように、前の世界で死亡したこと。
(実際は死亡する直前に飛ばされたが)

2つ目は俺のハゲ親父のように生きたまま一時的に飛ばされること。

…できれば後者がいいんだけどナ。

そう思いながらミミを見つめた。

くりくりと丸い目が忙しなく動き、時折視界に俺を入れながら首を捻るミミ。

「うーん、怪我しただんちょーのところに行こうとしたら、気付いたらここにいた!!」

ちょっと痛かったけど、全然だいじょぶー!と俺に抱きつきながらミミは楽しそうに笑った。

無意識の内にミミを掴む手に力が入る。

その言葉の持つ意味を理解するまで時間はかからなかった。

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あきゅろす。
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