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薄桜鬼×銀魂1
にこにこ対決

「なんで僕が君に気を遣わなきゃいけないの?」

「なら、俺が君に気を遣わなきゃいけない理由もないはずだネ」

「へぇ・・面白いこと言うね、君」

にこにこと笑う男(目は据わっている)はどこか自分と似ている気がした。

「オイタが過ぎますよ、沖田くん」

「人聞きが悪いですね、山南さん」

どうやら、目が据わっている男は沖田といい、丸眼鏡の男は山南というらしい。

「君は、芹沢さんが助けた・・」

「神音と言います」

頭を下げると、山南さんは、よろしくお願いします、とお辞儀をした。(隣から敬語使えるんだねと言われた)

ちょうどいい、目が据わっている沖田くんが俺の質問に答えてくれそうにないことだし、山南さんに芹沢の旦那がどこにいるか聞いてみるか。

そう思って質問すると、山南さんはすぐに教えてくれた。

「ああ、夜までには帰ってくると思いますよ。それにしても何のようです?」

「助けてくれたお礼を言うついでに番傘を返してもらおうと思いまして」

そう言うと、番傘だなんて女々しいとか呟きながら会話に参加してきた。

「近藤さんに挨拶していかないの」

この台詞を聞いて俺はピンときてしまった。

ああ、こいつ・・ツンデレか。

(今なんか変なこと考えたでしょ。斬っていい)
(疑問文に聞こえないヨ)
(全く、オイタが過ぎるって言ったでしょう?)
(な、なんで僕たちが殴られてんの・・)
(デジャヴだ・・)

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