薄桜鬼×銀魂1
史上最大の親子喧嘩C
「・・沖田君も来たんだ」
「おい、兎。さっさと酒をつげ」
別人じゃないかと思うほどに落ち着いて通常運転の神音君に少し拍子抜けをする。
「じゃあ僕にもついでよ、神音君」
そう言うと、仕方ないなと笑いながら酌してくれた。
「兎、お前も飲め」
「え。俺未成年・・」
「構わん」
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男3人でちびちびと酒を飲む。
誰も話さなかったし、話を振ろうともしなかった。
「・・俺、昔から家族以外の他人が大嫌いだった」
神音君が口を開く前は。
隣を見ると、普段とは違って無表情の彼がいた。
何も映していない深い蒼。
珍しく芹沢さんもじっと神音の話に聞き入っていた。
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