EternalKnight
魔皇
聖具名:呪詛
クラス:SSS
 形状:人型
 全長:170
契約者:なし(人間と融合)
 肉体:ゼオ=エクステル(取り込んでいる肉体)
 身長:170
 性別:男
融合開始時の年齢:34
 髪色:銀
 眼色:蒼
聖具名:七鍵
クラス:SSS
 形状:拳大の球体
SKILL
イロージョンポルート-ErosionPollute-侵食汚染
《呪詛》の能力。《呪詛》と契約を結んだ人間を取り込み融合、同化する力。一般的な同化現象との最大の違いは、同化に成功した際に、契約者と完全に一体化してしまう点である。
一度完全な同化状態に至った場合、通常の同化現象と異なり肉体に完全に定着してしまう為、如何なる方法を用いても同化への干渉が不可能になる。
当然、一度定着してしまえば肉体を滅ぼさない限り《呪詛》自身ですらその状態を解除できない。
もっとも、器となる肉体が消滅した場合は《呪詛》という不定形の聖具のみがその破滅から逃げ果せる事が出来るのだが。

インフェクシャススパーダ-InfectiousSpread-感染拡大
《呪詛》の能力。常時発動型の連鎖する鼠算の呪い。《呪詛》に与えられた準最高位としての固有能力。
単純に《呪詛》にトドメを刺された器の魂を汚染し、魔獣として再編する力。この能力によって生み出された全ての魔獣にも同様の効果が付与される為、《呪詛》自身が動かなくても魔獣の数は増え続ける。
もっとも呪いの源泉は《呪詛》の能力である為、呪われた魂は輪廻の門へは移動せず、変わりに《呪詛》の元に集まり、そこで直接《呪詛》の呪いを付与される。
その為《呪詛》の周辺には事実上絶えず触れる事はおろか、見えもしなければ知覚できもしない大量の魂が渦まいている。
その無数の魂は《呪詛》の元に集まって直ぐに《呪詛》の呪いを受けてどこかで魔獣としての再誕を果す為、それらの魂が集まって《亡霊》として機能することは無かった。

マリグナントチュマーマダフィケイション-MalignantTumorModification-悪性変異
《呪詛》の能力。魔獣に科している能力制限の解除、と同時に自身の意志でいつでもその命を終らせられる様にする為の下準備を施す能力。
基本的に《呪詛》はこの能力で能力制限を解除された全ての魔獣の現在位置を把握している。
これは後述の《魔門形成》での移動先を《呪詛》が予め知る為であるのと同時に、能力の制限を解除した魔獣に反逆されない様にする為でもある。要するに位置を把握する事で不意打ち等に対する備えである。

カースドゲート-CursedGate-魔門形成
《呪詛》の能力。移動用のゲートの形成。地味だけど実は凄い性能の能力。
《悪性変異》で能力の制限を解除した魔獣の元へと直通のゲートを開く能力。唯一の問題点はゲートを開く先の魔獣の側に開くか否かの選択権がある事。
もっとも《悪性変異》で能力の制限を外している固体は即ち《呪詛》が念じるだけで殺せる固体と言う事であり、基本的には《呪詛》の命令に従うのでその問題点もさほど気にする程の物ではない。
因みに《呪詛》が相手の魔獣の位置を問わずに念話が行えるのはこの能力のお陰。普通は念話といえど距離が開けば声が届く事は無い。

キートゥセブン-KeyToSeven-七ツ鍵
《七鍵》の能力。準最高位でありながら他の全ての能力を放棄する事でようやく成せる、準最高位の中でも特異なな能力。
単純に、他の聖具をその位階を問わずに自らの内に取り込み、その力を全て引き出すことが出来るという能力。当然、同時に引き出すことも可能である。
とは言え、能力の掛けあわせが出来る訳ではないので、あくまで取り込んだ聖具の能力を自由に行使できるだけでしかない。
因みに、一度聖具を取り込むと《七鍵》自体が破壊されない限り取り込んだ聖具を取り出すことは出来ない。これを一度取り込みさえすれば欠落しないととるか、出し入れが出来ずに面倒と取るかは考え方によって変わるだろう。
この特性の為に《呪詛》は自身と、既に手に入れている最高位以外を《七鍵》に取り込んでいなかったのだから、敵対する側から言えば寧ろ幸運な点なのかもしれない。
因みに、名前にあるとおり七つまでの聖具しか取り込むことが出来ない。

裏話
本編のラスボス。呪いの源泉。魔皇。広域次元世界の構築者。
――色々と語らなかった設定が多いので書く事多いキャラ。
能力名は.hack四部作から、Vol4のは名前に合う能力が無かった為Vol3までだけど――
そもそも、広域次元世界なんてモノが存在しているのは全部こいつのせい――いや、或いはお陰とでも言うべきなのかもだけど。
元々世界は一つしか存在していなかったのだが《呪詛》が自らの目的の為にその世界に存在していた全てをリソースとして広域次元世界を構築した。魂が定量しか存在しないのもそこに起因している。
と、言うか現代世界の延長線上と言うか、超絶的に科学が発展した未来の世界で《呪詛》の魂だった研究者がやらかした事で広域次元世界が発生したと言う設定。
だから広域次元世界全てを合わせても言語の種類は数千通りしかない――それこそ無限に近い数と言って良い数がある世界でそれだけしか言語が存在していないと言う事の異常性は察して知れるだろう。
そもそも、メジャーに使われてる言語の種類は数十種しか存在していない(これに関しては最終章二部で情報屋に出向いた際に触れられているけれど)
後、能力名に神話なんかが絡んでくる際に、実際に存在する神話なんかのネタなのもそれが理由。殆どの情報やら知識やらは元となった世界の情報をベースにしている。
現代風の世界やら未来風の世界、中世風の世界があるのもその時代の情報を元に構築されているから――と言うよりは、ゼロからスタートして元となった世界と似たような発展を遂げているから。
殆ど全ての世界において人類がその世界の頂点に立っているのもそれに起因している。
剣と魔法の世界なんかがあるのは元の世界にあった創作物の良く出来た設定なんかをベースにしている感じ。人類以外が世界を支配しているケースもそういった創作物が元になっている。
で、そもそも《呪詛》がなんで広域次元世界を創ったのかだが、コレは単に《呪詛》の研究者としての探究心が原因である。
万物に必ず含まれ、あらゆる場所に存在し、その上で概念としてしか存在しなかった魂に科学的に干渉できるエネルギーの可能性を探る――その実験の結果が広域次元世界の誕生に繋がった訳である。
そしてそこに、無限の探究心をくすぐられるエーテルと言うエネルギーを無限に調べ続けたいと言う渇望が絡み合った事で自らを死から遠ざける為に、魂を埋め込んだ器物、聖具という物が生み出された。
《呪詛》としては、自らを聖具化して不死を手に入れ、その上で生み出した広域次元世界で上位存在、端的には神と呼ばれる座につこうしていたのだが、ある一点の問題点の為に彼は自らを神の座として世界を構築する事が出来なかった。
まぁ、その問題点と言うか《呪詛》が最初に神の座につけなかった理由と言うのが《呪詛》となった研究者の嫁さんの存在である。
彼女は特にこれと言って特別な何かを持っていた訳ではないのだが《呪詛》は彼女を深く愛しており、彼女を捨てて自らだけが永遠の存在になる事を選べなかった。
しかし、彼女には当然の様に特殊な何かなど何も無く、そんな彼女を永遠の存在にする為に自らの為に作った広域次元世界の展開と同時にその神の座を彼女に与えた。
彼は彼女に神座を与え、自らは作り出した世界で最大の力を持つ存在となって後からその隣に立つつもりだったし、そうなれる様に色々と準備を試みていた――だが、ここで彼の予想に反する更なる問題が発生する。
神の座を与えた彼女がその座についた事で彼が行ってきた事――即ち既存世界を破壊し広域次元世界を作り出したと言う事実が彼女に知れてしまった事である。
もっとも、その事自体は彼の予想の範疇であったのだが、彼の唯一の誤算は特に特殊な何かなど持っていなかった彼女が、広域次元世界の意志として予想以上の才を秘めていた事である。
――例え自らが既存世界を砕き、新世界を生み出した事が知られたとしても、それは彼女に一時的なショックを与えるだけで、自らが隣に立つ事で時間をかけてその事実を好意的に受け止められる様に説得すれば良い――と、少なくとも彼はそう考えていた。
だがしかし、彼の予想に反する彼女の才はそもそも隣に立つ事自体を認めなかった。即ち、《呪詛》に与えられた力以上の力を持つ聖具――《最高位》の誕生である。
全ての力を超える存在になる事で、広域次元世界の意志――神――の隣に立てると言う世界のシステムを組み上げていた《呪詛》にとって、その存在はとてつもない障壁として立ちはだかった。
そもそも最高位の力とは神の座に与えられている力を単純に貸し与えられている状態であり、神の座の力には同じ神の座の力でないと抗えない。
故に《呪詛》は最高位を全て自らの手に集め、現存する神――広域次元世界の意志よりも強大な力を得て、自らが神と成り、その隣に彼女を置こうと考えて行動していた。
――尚、エーテルと名づけられたそれは発見した《呪詛》が名づけた物ではあるが、その名は所謂既存の概念としてのエーテルに近かった為そう名づけただけであって、厳密には《呪詛》が名付け親と言う訳ではない。
因みに《呪詛》と《七鍵》はどちらも研究者が生み出した物。故に都合の良い能力が揃っているのである。
《呪詛》に関しては自らの魂を納める器として広域次元世界の誕生前に組み上げていたのであって、その誕生は広域次元世界の誕生と時を同じくしている。
要するに最初の聖具と言う事である。
《時空》《根源》《真理》については厳密には《呪詛》との契約関係に無い為割愛。正直に言うと能力名考えるのがめんどくさい(ぇ
まぁどの聖具も本編に出てきた程度の事は出来るよ、ぐらいで(ぇ

二十八士の第七位、第零番洗礼因子《愚者》を持つ聖具

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あきゅろす。
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