‡小説‡
kiss me please
※ぬるいけど性表現アリです。
ちゅく…
音を立てて唇を吸われれば、どうしようもなく恥ずかしいのだけれども、それもどうせ理性が残っているうちだ。
ちゅ…ちゅく…
口を開けることを促すように吸われれば、抵抗する力さえなくなって、素直に口を開けてしまう。
抵抗が緩んだ事が分かると、ここぞとばかりに熱い舌が侵入してくる。
その感触に馴れるなんて事は無くて、背筋に走る疼きに
「…んぅ…」
と、くぐもった声を挙げると背中を支えている手が怪しく蠢き出す。
下から上へ背筋をなぞるように指が這えば、その感触にまた
「んん゙…」
と、声が上がる。
すると、今度は逃げる舌を絡め捕るように熱い舌が蠢き出す。
そして、その舌を捕らえると、
ちゅく…ちゅ…くちゅ…
また音を立てて吸われる。
肌が粟立つ感触に、震える指で胸のシャツにすがりつけば、その腕は優しく掴まれて、首の後ろに回される。
しっかり抱き締められる感触に、こちらも応えるように舌を絡めれば、
「…ー!!」
息を詰める感覚が伝わる。
そして、ゆっくりと舌を引き抜かれれば、互いの舌に透明な糸が引いている。
ちゅ…
それを舐めとるように、下唇に吸い付けば…
「…!!…今日は、なんか積極的ですね、10代目」
「…ん……おかえし…」
「!……今日は、ヤだっつっても、帰しませんから…」
(たまには、そうやって切羽詰まれば良いのに…)
満足そうに笑む顔に、今日もまた翻弄される。
‐END‐
そして、翻弄されるのはモチロン獄寺君です(笑)
ウチの獄ツナはヘタレ獄寺×男前ツナさんなので!(→逃)
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