[携帯モード] [URL送信]

‡小説‡
嵐でも、台風でも…(2)





「…ありえねぇ…」





TVでは、先程から『本日は今季最強の豪雨を記録しました』と、あきもせず繰り返しアナウンサーらしき主が喋っている。






今日は、10代目と宿題をするという名目で、なんとわざわざ10代目が泊まりに来てくれる………予定だった…。







カーテンを捲り、窓の外に視線を向けると、まるでバケツの水をひっくり返したとでも言うのだろうか、建物を叩きつけるような雨が降り続けている。






「…ありえねぇ……」






獄寺は、今日何度目かになる呟きを漏らした。






[*前へ][次へ#]

2/5ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!