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小説[*R18*]
2

私は努めて明るく言うとエドワードのもとへ近寄り、ポケットの中から例のものを取り出した。そして何気なくそれをエドワードに手渡す。

「何コレ?」
「見て分からないかい?飴だよ」

微笑んで私は答える。そう、エドワードの手の平にあるのは飴だ。パッと見た感じは何の変哲もない飴だが―――実はエドワードが来るまでの数時間のうちに、先程手に入れた媚薬を錬成で中にたっぷりと練り込んである。
しばらく飴を見つめていたエドワードだが、

「ふーん、大佐が俺になにかくれるなんてめずらしーじゃん。ありがたく頂くぜ」

もともと甘いものが好きなせいだろう、特に何の警戒もせず飴玉を口内に放りいれた。


それから数十分、他愛もない会話をしてエドワードが完全に飴を舐め終えるのを待った。
そして、

「ん…あれ?大佐ァ、この部屋なんか暑くね…?なーんか頭がぼんやりしてきたんだけど…」

気だるげな表情でソファに横たわったところを狙って―――私はエドワードに襲いかかった。

「なっ…!何すんだ大さ―――ァッ!」


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